ビカミングについてよくいただくご質問をまとめました。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
Q
療育ってなんですか?
療育とは、発達に特性のあるお子さまが、日常生活や集団生活の中で過ごしやすくなるように支援していくことです。
「できないことをできるようにする訓練」と思われがちですが、本来はそれだけではありません。
子どもは、関わり方や環境が変わることで、できることや行動が大きく変わります。
つまり療育とは、子どもを変えることではなく、関わり方や環境を整えることで、その子の力が自然と発揮されるよう支えることです。
ビカミングでは、「できるようにする」ことを目的にするのではなく、その子の力が自然と発揮されるよう、関わり方や環境を整えていくことを大切にしています。
例えば、
・関わり方を少し変える
・環境を整える
・その子に合った活動を用意する
そうした積み重ねの中で、子どもたちの行動や表情は自然と変化していきます。
ただし、すべてを環境だけで捉えるのではなく、その子の状態に応じて、感覚統合やABA(応用行動分析)などの臨床的なアプローチも取り入れながら支援を行っています。
作業療法士(OT)や言語聴覚士(ST)をはじめとした専門職が連携し、一つの視点に偏らず、多角的にその子を捉えながら関わっていきます。
また、ことばについても、ことばだけを練習するのではなく、身体の動きや経験、関係性を土台にしながら、「実際に使える力」として育っていくよう支えていきます。
さらに、子どもだけでなく、保護者の方や園・学校の先生とも連携しながら、子どもを取り巻く環境全体に働きかけていきます。
ビカミングは、子どもを変える場所ではなく、その子が本来持っている力が自然と現れてくるよう、関わりと環境を整えていく場所です。
Q
検診で言葉の遅れを指摘されました。ことばの練習はしてもらえますか?
Becomingには、発達を専門とする作業療法士(OT)や言語聴覚士(ST)が在籍しています。
ただ、ことばは「練習すれば話せるようになる」というものではありません。特に発達に関連したことばの遅れの場合、ことばだけを練習しても、うまく使えるようにはならないことが多いです。
ことばは、
・身体の動き(運動発達)
・経験の積み重ね(概念の形成)
・人との関係性
といった土台の上に成り立っています。
■ Becomingのことばの療育について
ビカミングでは、ことばだけを取り出して練習するのではなく、身体・経験・関係性を含めた発達全体を大切にしながら、ことばを支えていきます。
例えば、
・遊びや活動の中で経験を増やす
・身体の使い方や感覚を整える
・人とのやりとりを積み重ねる
そうした土台が整っていくことで、ことばは「覚えるもの」ではなく、自然と使われるものとして現れてきます。
また、お子さまの状態に応じて、言語聴覚士による専門的な評価や関わりも行いながら、その子に合った支援の形を選択していきます。
ビカミングでは、「話せるようにする」ことだけを目的にするのではなく、その子が自分の思いや考えを、無理なく伝えられるようになることを大切にしています。
Q
ビカミングは送迎をしていないのですか?
はい。多くの療育施設が送迎を行っていますが、ビカミングでは母子通所(保護者同伴)の形をとっており、送迎は行っていません。
■ なぜ母子通所なのか
ビカミングでは、療育は「その場だけの支援」で終わるものではなく、日常の関わりの中で活かされていくことが大切だと考えています。子どもは、日々の関わり方や環境によって大きく変化します。そのため、保護者の方が実際の関わりを一緒に体験し、感じることがとても重要になります。
■ 親が関わることの意味
療育の場でどれだけ良い関わりがあっても、日常生活の中での関わりが変わらなければ、変化は持続しにくくなります。ビカミングでは、子どもへの関わり方に気づくこと・どのような環境が合っているかを知ること・実際にやってみて実感することを大切にしています。
ビカミングは、子どもを預かる場所ではなく、親子で一緒に理解を深め、関わりを育てていく場です。最初は不安に感じる方もいらっしゃいますが、一緒に取り組んでいく中で、多くの方がその意味を実感されています。
まずは一度、見学や体験にお越しください。
Q
保健師や園の先生に療育を勧められました。本当に必要ですか?
まず、「必ず必要です」と一概に言えるものではありません。
ただ、保健師さんや園の先生が療育を勧めるときには、日々の関わりの中で「少し気になる点」や「支援があればより過ごしやすくなる可能性」を感じていることが多いです。
療育は、何か問題があるから通う場所というよりも、その子がより過ごしやすくなるための関わり方や環境を知るための機会と考えることもできます。
■ ビカミングの考え方
ビカミングでは、「通うかどうか」よりも、まずは今の状態を一緒に整理することを大切にしています。どんなところで困りやすいのか・どんな関わりだと落ち着いて過ごせるのか・今の環境で工夫できることはあるのか、そうしたことを整理することで、療育が必要かどうかも含めて、無理のない選択ができるようになります。
「必要かどうか分からない」という段階からでも大丈夫です。無理に通うことを前提にせず、まずは今の様子を一緒に整理するところから始めてみませんか。気軽にご相談ください!
Q
ビカミングは個別療育だけですか?集団療育を受けたほうが良いといわれました。
ビカミングでは、個別療育だけでなく、小集団でのグループ支援にも対応しています。
ただし、「個別が良い」「集団が良い」と一律に決まるものではありません。お子さまの状態や発達段階、環境によって、その時に合う関わり方は大きく変わります。
■ ビカミングの考え方
ビカミングでは、発達支援の専門職がお子さまの様子や背景を丁寧に評価・検討した上で、個別でじっくり関わる方がよいのか・小集団の中で経験を積む方がよいのかを判断し、その子に合った形を提案しています。
「集団の方がいい」と言われることもありますが、必ずしもすべてのお子さまにとって適しているとは限りません。集団の中で力を発揮しやすいタイミングもあれば、まずは個別で土台を整えた方がよい場合もあります。
「どちらがいいのか分からない」という段階からでも大丈夫です。まずは今の様子をお聞かせいただき、一緒に整理しながら考えていきます。
Q
どうやって療育の事業所を決めたらいいですか?
療育の事業所は、ひとつの情報だけで決めるのではなく、実際に見て、感じて判断することがとても大切です。
■ 見るポイント
まずは見学や体験を通して、お子さまがその環境でどのように過ごしているかを見てみてください。落ち着いているか、楽しそうにしているか、無理がかかっていないか。その子に合っているかどうかは、実際の反応から見えてくることが多いです。
■ 保護者の視点も大切
療育は一度きりではなく、継続していくものです。そのため、通いやすさや時間的な負担、日々の生活とのバランスなど、保護者の方にとって無理のない形で続けられるかも大切な視点になります。
どの事業所が良いかという正解があるわけではなく、その子とご家庭に合っているかどうかが何より大切です。迷われている段階でも大丈夫です。見学やご相談を通して、一緒に整理することもできます。まずはお気軽にご相談ください。
Q
療育より病院でリハを受ける方が質が高いですか?
どちらが良い・悪いというものではなく、役割が異なります。
■ 病院の役割
病院では、診断や評価、状態の把握など、専門的な視点から「今どういう状態なのか」を明らかにすることが重要な役割です。必要に応じてリハビリも行われ、医学的な観点からの支援が受けられます。
■ ビカミングの療育
一方でビカミングは、日々の生活や成長の中で、どのように過ごせば力が発揮されるかを、保護者の方と一緒に考えていく場です。単発の支援ではなく、日常の関わりや環境の中で、できることが少しずつ広がっていくことを大切にしています。
ビカミングでも、作業療法士(OT)や言語聴覚士(ST)などの専門職が在籍しており、専門的な視点に基づいた支援が可能です。ただし、「何をするか」だけでなく、日々の生活の中でどう活かされるかを重視しています。
診断や評価は病院で、日々の実践や成長の積み重ねは療育で。それぞれの役割を活かしながら、お子さまにとってより良い形を選んでいくことが大切だと考えています。
Q
保育所等訪問は何をするのですか?
「保育所等訪問支援」という名称ですが、実際には保育園だけでなく、幼稚園・小学校・中学校・高校まで対応しています。
内容は事業所によってさまざまで、子どもへの直接支援を行う場合もあれば、環境調整や助言が中心となる場合もあります。
■ ビカミングの保育所等訪問
ビカミングでは、子どもへの直接的な支援を行うというよりも、先生の関わり方やクラスの環境にアプローチすることを大切にしています。専門の作業療法士が訪問し、子どもの行動や困りごとを、感覚・運動・認知・環境の関係性から捉えながら、先生がこどもへの関わり方に気づくこと・環境を調整することを支援していきます。
その結果、クラスの中でその子が無理なく過ごし、自然に力を発揮できる状態へとつながっていきます。
子どもを変えるのではなく、関わりと環境を整えることで変化は生まれると考えています。そのため、指導するのではなく、先生とともに考え、伴走しながら支援を行っています。